今回の記事は、有益な情報は特にありません。
ただただ、フラジャイルに登場する臨床検査技師を賛美している記事です。
大きなネタバレはありませんが、あらすじすらも分からない恐れがあります。
それでもOKの寛大な方!どうぞ読み進めて下さい!
日本には医療漫画が溢れてますね!
チーム医療のリーダーである医師や、患者さんとの接点が多い看護師が主人公のものが多いですが
最近は診療放射線技師をスポットに当てた「ラジエーションハウス」や、薬剤師が主役の「アンサングシンデレラ」もTVドラマになるほど人気です。
では臨床検査技師はどうでしょうか?
臨床検査技師が活躍する漫画、フラジャイル
フラジャイルってどんな漫画なの?
残念ながら、臨床検査技師が主役の連載漫画は今のところありません…(知ってる方は是非ご一報を…!)
ですが!
臨床検査技師がピックアップされ、大活躍している漫画はあります‼
それがこちら!
「フラジャイル ~病理医 岸京一郎の所見」です!
サブタイトルで分かる通り、主人公は病理医(細胞や検査データから正確な診断をする為の専門医)の岸先生。
基本的にはこの「変人。しかし極めて優秀」な病理医・岸先生と病理部、他科の医師、製薬会社、そして患者さんがおりなす医療ドラマです。
というのが大方の見解ですが。
作画担当の恵先生がtwitter上で
史上最悪の病理医がある時は救命医、ある時は外科医、はては製薬会社と戦うバトル漫画
と仰っているので、
医療バトル漫画ですね‼
フラジャイルに登場する臨床検査技師
さて。
何故フラジャイルでは臨床検査技師が活躍するのかと言えば、
病理医をサポートするのが看護師でも薬剤師でもなく、臨床検査技師だからです。
遺体の解剖助手、診断のための標本作成、鑑別の補助等々を一手に引き受けています。
病理で活躍する技師は細胞検査士という上級認定資格を持った人も多く、
美しい標本を作る手と、顕微鏡で疾患の鑑別をする目を持った職人といった趣があります。
臨床検査技師の免許を持つ私ですが、正直あこがれます…!
とはいえ。
まぁ、地味な仕事なのは否めません。(自分が臨床検査技師だから言っちゃう)
そもそも本当に表に出てこない部署だしね?
だけど、そんな臨床検査技師が
何よりもどこよりもカッコよく描かれる漫画。
それがフラジャイル!!
どれくらいカッコいいかといいますと。
はい、カッコいい!!
文句なくカッコいい‼
ついでに臨床検査の日もアピールするよ!
この1枚で、この漫画においてどれだけ臨床検査技師が重要な存在か推して知るべし。
というわけで、現役臨床検査技師である私、森居あんみが
最高にカッコいい2次元臨床検査技師をご紹介します‼
最強技師、森井久志(壮望会病院)
作品内で「最強技師」とも呼ばれる森井さん。
3年前までは5人で回していた部署で、あえて新しい人材を取ることなく岸先生の部下として深夜残業も厭わず働いてます(どんな社畜)。
辛辣で強気な性格で上司たる医師にも遠慮ない皮肉を浴びせますが、技師としての腕は超一流。雑務から岸・宮崎両医師のお世話までこなす常に働きすぎの30歳。
5人分の仕事を回してるだけで最強感漂いますが、普通に腕力も最強らしいです。物理的最強技師。回し蹴りでペットボトルの蓋も開けられる。
大体、誰彼構わず医療バトルをしかけまくる岸先生と2人きりで3年間働いてる時点で、もう人間力も最強なんじゃないの…?
猛獣のような岸先生の仕事と行動を管理しつつ、新人病理医・宮崎先生のメンタルケアも忘れない。ロードバイクで颯爽と通勤してます。カッコよ。
そしてイチ推しシーンはここ!単行本3巻!
他院の医師に誘われて見学に来たら、夜間の緊急入院に遭遇した森井くん。
検査機器を回す技師がおらず最短40分かかるかと思われるところで
「僕がやります。臨床検査技師なんで」
臨床検査技師であることを、こんなにカッコよく言えることってある…? いいや、ない(反語)。
ちなみに患者の状態見て、めちゃくちゃ的確な判断しながら検査の提案もするよ!なんなの、こんなつよつよ技師…!
かくありたい。目指せ、最強。
技師の闇を煮詰めた男、鴻池類(大日本病理化学研究所)
大規模検査センターに勤める病理医不信の臨床検査技師。まだ20代。
臓器の固定、染色、薄切、プレパラート作成、そして鏡検。一連の作業をハイクオリティで大量に仕上げ病理医の診断をアシストする企業戦士。
標本作成時の手の感覚でがんの陽性・陰性が分かるらしい(森井くんも分かる様子)。というか、鏡検やる技師って大体似たようなこと言うので、本当に手触りである程度判別がつくようです。
職人すご。
技師の闇が煮詰まりすぎて、めちゃくちゃ口が悪いけど面倒見がよく気もきく。たこ焼きも焼いてくれるし、ビールのおかわりも頼んでくれるよ!ギャップ萌え!(うるさい)
鴻池くんが煮詰まってる技師の闇は…細胞検査士や超音波検査士なら一度は感じるであろう「おいおい、誰が診断してるんだい?」って問題です。詳しくは11~12巻参照。
尊敬できる医師と働かないと、技師はすぐ闇で煮詰まるよ!(私見)
天才肌のゲノム臨床検査技師、円遼(慶楼大学 遺伝子検査ラボ)
最強技師・森井くんをもってして「技師超人」と言わしめる天才肌。
病理系の検査技師として日本で学べることは学びつくしたとアメリカ留学しようとしていたところ、遺伝子検査ラボの技師長として声がかかりゲノム医療の道へ。その時なんとまだ25歳。天才。
遺伝子治療・創薬に命を燃やし、ラボに寝泊まりも厭わない。寝袋のまま爆走できる。
専門誌での連載も持ってる業界の有名人。
とにかく生命力に溢れる円さん。たくさん働いて、たくさん食べて、たくさん走るよ!(車で峠を)
ところでパッと見、性別がよく分かりませんよね…?
大丈夫、それで正解です。円の性別は「円」だそうです(公式)。
実は円には柳田絵美衣さんというモデルとなった臨床検査技師がいます。
本当に「リアル円」な美人さん。原作の草水先生と対談もしてます!
最後にこれで目を癒してください
というわけで、どうでしたでしょう?
フラジャイルに登場する臨床検査技師の魅力、伝わりましたか?
読んでいて、「こんな技師、漫画の中にしかいない」と思う方もたくさんいると思いますが、
この3人くらいの仕事っぷりの技師は、マジで実在します…‼
では最後に、イケメンが過ぎる臨床検査技師を見て、目を癒していって下さい!
左から183cm、176cm 、180cm
この人たちと働けたら、控えめに言って天国じゃない??
画像はすべて、作画の恵先生のTwitterよりお借りいたしました。
イケメン臨床検査技師の仕事をさらに知りたいアナタは…
この本で、細胞診に触れてみよう!
彼らが毎日見てるのは、こんな景色なんだね!!
イケメン臨床検査技師と働きたくなちゃったアナタは…
そして、ここまで読んでイケメン臨床検査技師と働きたくなってしまったアナタは!
(私だって、働きたい!)
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求人情報だけでなく、職場口コミも閲覧できるメディコなら、
イケメンの存在も確認できるかも!!??