皆様、こんにちは!
今回の記事では、改めまして筆者である私、
森居あんみの臨床検査技師としての自己紹介をさせていただきます♪
現在のステータス!
まずは私が現在、どこでどんな仕事をしているかと言うことから…
- 勤務してるのは大学病院。
- 血管系のエコーを専門としています。
- 具体的には頸動脈エコー、脳動脈エコー、下肢エコー、心エコーなど。たまに末梢神経も。
- 時々、ハンズオンセミナーの講師などもやってます。
- 2023年に一念発起、ブロガーやライターとしての活動を始めました!
現職に就いて14年になるので、血管エコーについてはそれなりのレベルになってきました。
ここからは臨床検査技師として現在に至るまでの経歴をご紹介します!
ちょっと長いですが、よろしければ私の半生、ご覧になって下さい♪
臨床検査技師としての変遷
就活しないまま臨床検査技師デビュー
学生時代はかなりの落ちこぼれでした。
成績は常に進級ぎりぎりライン、受けた再試は数知れず。一回500円の再試料が地味に痛かったなぁ…。
講義中はずっと村上春樹や吉本ばなな、江國香織なんかの小説を読んでました。多分人生で一番本を読んだのはこの頃です。
なんなら自分で小説や漫画原作も書いてました。
完全に行く学校・学部を間違えてますね!自分でもそう思ってました。
そんな状態でしたが、なんとか臨床検査技師国家試験には現役合格!!
ですが!
3年生時の病院実習、そして国家試験対策でいっぱいいっぱいだった私は
一切、就職活動をしておりませんでした…
卒業はしたものの就活の仕方もロクに分からなかった私は
母が折り込み広告で見つけた「病院の検体検査室受付」のアルバイトの面接へ行き、めでたく採用となりました。
折り込み広告ってとこに時代を感じるね…
やっぱり「臨床検査技師」になろう!
さて、「病院の検体検査室受付」とは…採血される方の検査項目をチェックして名前のラベルを印刷し、採血管に貼って採血担当の技師に渡す、というお仕事でした。
検査室のおじさん達(言い方)も採血のパートのおばちゃん達(言い方!)も、みんな良い方々でとても居心地は良く…
あっという間に2年半。
さすがにこのままというのは良くないのでは…?
と思い始めます。
何せこの仕事、別に臨床検査技師の資格は求められていないのです。
しかもアルバイト。これ以上の成長すらも求められていません。
別の職場を経験したかったこともあり、退職して新たな仕事を探し始めました。
巡回健診のスタッフに挑戦、旅する毎日になる
今度こそ臨床検査技師資格が活かせる仕事を!ということで選んだのは、求人雑誌で見つけた
「巡回健診スタッフのアルバイト」でした。
またアルバイト?
そう。またアルバイトです。
この頃の私は、正社員になることを極端に恐れていました。
また、今のように「ネットで気軽に求人検索♪」ということもできず、どうやって仕事を探せば良いか分からなかったこともあります。
未経験でしたが、バイトなのもあってサクッと採用。
健康診断のスタッフとして各地を巡る「旅する臨床検査技師」になりました。
ちょっとカッコよく「旅する」なんて書きましたが、要するにレントゲンバスに乗って企業や学校へ赴き、健康診断を行う仕事です。(バスに乗り切れないスタッフは、荷物用のハイエースや個人で電車移動してしました)
毎日違う現場へ行くような時期はたくさんの町を歩きましたし、遠方への1~2週間の出張もかなりありました。
さて、私はこの職場で3つの衝撃的な事実を知ります。
①健診バイトは日雇い労働!
②真夏と真冬は、ほぼ仕事なし!
③エコー検査担当は、日当1.5倍‼
というわけで、仕事は移動を含めて楽しいものの真夏と真冬は収入ゼロに…。
そこで知り合いのツテや派遣会社を頼りに、日雇い健診や短期のクリニックの仕事を見つけて閑散期を乗り切る術を学びました。
また、真夏や真冬はスポーツインストラクターをやってるお姉さま方や、むしろガッツリ休んでお子さんと夏休みを楽しむお母さん方の姿を目にしたことが、今の私に大きな影響を与えています。
そして何よりも。
エコー検査担当は、日当1.5倍
これですよ…!
しかも、できる人材自体が少ないので仕事をもらいやすい!
もう、もう、もう!
めちゃくちゃ羨ましい!私もやりたい!!
こうして、医療従事者らしからぬ私利私欲丸出しの心で「エコー検査ができる人」を志すようになったのでした。
そして現職へ…
ドラクエ世代なのです。すみません。
それはさておき。
「エコー検査を志す」と言っても、実は未経験者には大変狭き門。アラサーに0から教えてくれる職場はなかなか見つかりませんでした。
しかしここで、派遣会社から朗報が入ります。
・未経験OKで医師が一から指導
・医学部の研究室採用なので臨床のようには忙しくない
・場所は駅近で、しかも私の住む駅の沿線
・時給はエコー経験者並み
という冗談みたいな良案件です。
派遣社員ですので安定した雇用ではありませんでしたが、とにかくエコーを学びたかったので、大きな問題ではありません。
面接を受け、採用が決まりました。
これは、私の人生最大のラッキーの一つだったと今も思っています。
因みに採用の決め手は、年齢と血液型だったようです(笑)。
入職後分かったことですが、採用担当の教授と医師がB型好きでした!
どこまで本当かは分かりませんが…(笑)
そして今。
大学から附属病院に所属と雇用が移ったものの、同じ場所でエコー検査に携わっています。
当初希望していたような健診でガンガン稼げるスキルは身につきませんでしたが、代わりに実施できる技師がとても少ない「脳神経領域のエコー」のスペシャリストにはなれました。
その間に結婚・出産も経験し、働き方について考えることも増えました。
このブログでは、そんな私が考える臨床検査技師の働き方や学び、暮らしについて綴っていきます。