臨床検査技師に向いてる人とは？　技師が思うたった1つの重要な資質

あんみが思うたった1つの重要な資質をさっさと知りたい方はコチラ！

臨床検査技師に向いている人はどんな人？

仕事の範囲が非常に広い臨床検査技師。
どんな仕事をするかで適正はだいぶ違います。

検体検査に向いてる人

黙々と仕事を進められる人

結構な長時間、人の顔より検体を見る仕事です。
黙々と検体に向き合い、集中して作業をこなせるあなたは検体検査向きです♪

手先が器用で職人肌

検査に必要な標本作成は、臨床検査技師の大事な業務のひとつですが…
難しいんだな、これが…！
熟練の技師が作った標本は、まさに職人芸と言える美しさと見やすさを持っています。

またマイクロピペットの操作も日常ですが、これもかなり細かい作業。
検体を採取するための採血でも手先の器用さが要求されます。

もちろん訓練である程度はできるようになりますが、ハナから手先が器用な人・細かい作業が好きな人はかなりのアドバンテージを持ってます(筆者比)。

生理検査に向いている人

患者さんを気遣える人

患者さんと直接話せることはやりがいにも繋がりますが、一方で本当にいろんな方がいらっしゃいます。
しかし、そこも含めて医療であることは確か。
不調を抱えた患者さんへの気遣いが自然とできる人は生理検査に向いています。

専門がなんであれ必要なこと

コミュニケーション能力

検体検査に行けば、コミュ障でもOK！みたいに感じる人もいるかもしれませんが、
コミュニケーション能力はどこに行っても重要です。
他部署との連携、緊急時のチームワーク、内部の円滑な人間関係…良くも悪くも、これらのことが患者さんの治療に影響することもままあります。
陽キャやリーダータイプになる必要はありませんが、最低限のコミュニケーション能力は身につけましょう。

最低限のコミュニケーション能力は何かって？
報・連・相だと思っておけば、大きくは間違いないよ！！

※報連相＝報告・連絡・相談
※もうこれは社会に出ると職種問わないので…苦手でもがんばろう！報連相だけでいいから！！
※まずは本で学ぶのもお勧め！ 本はいいぞーーー！！

向学心、知的好奇心

本気で生涯勉強してないと置いていかれる業界です。
学会、研究会、勉強会、認定資格、必須講習も盛りだくさん。
これらを義務感のみでやるのはやはり少々厳しいと思います。金銭的な手当が出ないことも多いですし。

向学心、知的好奇心を持って楽しんで学ぶ心が必要です。

20年働いた臨床検査技師が思う、たった1つの重要な資質

責任感、とは少し違う

「臨床検査技師　向いている人」で検索すると、高確率で「責任感がある人」が出ると思います。

いや、そんなん、逆にない人が向いてる仕事教えてくれｗ

責任感はあるのが大前提。

それでも、患者さんに対する気持ちは、責任感とは少し違う気がしています。
どちらかというと、「恐怖感」の方が近い。

自分が渡した情報で、赤の他人の処置が決まる。

私が思う臨床検査技師に重要な資質は、

この「恐怖感」と「それに耐える心」があることです。

どちらもないと困るので、2つで1つと数えさせてください。

私は今、超音波で患者さんの検査をすることを仕事にしています。
かれこれ15年以上、延べ１万人以上になるでしょう。

それでも未だに、医師に検査結果を伝える時は緊張するし、
結果を聞いた医師が、患者さんの薬を変えたり検査を増やしたりするのを見るとゾッとします。
検査結果を出したのが私の目だろうが機械だろうが変わりません。
「この結果で間違いない」という決断をし、医師に伝えるのは臨床検査技師です。

技師が出した結果で診療内容は決まります。
そしてそれは時に、患者さんの命や人生を左右する。

そのことを怖いと感じたうえで、なお携われる人が
私の思う臨床検査技師に向いている人です。

実際、どんな仕事があるのかな？

多岐にわたる臨床検査技師の仕事。
求人情報で実際にどんな仕事があるか見てみると、どんな資質が求められているか分かるかもしれませんね！