胚培養士って、どんな仕事? 臨床検査技師免許は必須?

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仕事の幅が非常に広い臨床検査技師。
資格を取った後も、働きながらより専門的な認定資格を取得することは数多くあります。

今回はその中でも「胚培養士」についてお伝えしたいと思います!

※胚培養士について知りたい方は、こちらの記事や漫画もお勧め!

目次

そもそも胚培養士とは?

胚培養士は、高度生殖医療(不妊治療)の現場において精子・卵子、そして受精卵(胚)を扱う専門技術者です。
体外での精子と卵子の凍結・融解などの管理をはじめ、受精卵の培養や各種検査に携わっています。

胚培養士には2種類ある!

胚培養士は国家資格ではなく学会認定の資格であり、現在2つの学会がそれぞれ胚培養士の資格認定を行っています。

1つは日本卵子学会が認定する「生殖補助医療胚培養士」
もう1つは日本臨床エンブリオロジスト学会が認定する「認定臨床エンブリオロジスト」

胚培養士と言えば、このどちらかの資格保有者を指します。
臨床検査技師が取ることも多いですが、必須ではありません。

では、どうすれば資格を取れるのでしょうか?
受験資格や必須な経験など、1つずつ解説していきますね!

臨床検査技師が胚培養士になるには

①まず就職!!

胚培養士認定資格を取るならば、まずしなければならないのは、
高度生殖医療を行っている現場に就職することです!
つまり不妊治療を行っているクリニックなどですね。

どちらの資格も1年以上の臨床実務経験があることを申請資格にかかげています。

因みに臨床検査技師や正看護師は専門卒でも受験資格がありますが、そうでない場合は
医学系・動物医学系・農学系・薬学系・生物学系などを大学院や大学で学んだことが受験資格となります。

まずは現場でたくさんの経験を積もう!

②学会に入る!

日本卵子学会日本臨床エンブリオロジスト学会に入会しましょう!
資格審査の前年度までには入会し、会費を全額納めていることが必須です!

③学会主催の資格認定講習会やワークショップを受講してること

講習会では、ヒト生殖医学の基礎知識の習得及びヒト配偶子、受精卵、胚の操作・取り扱いについての基礎
技術の習得を目標とした講習と、倫理、最近のトピックスに関する解説が行われます。

日本卵子学会の講習会終了後には筆記試験もあるんだって…!!

講習会やワークショップだけでなく、学会の参加も必須だよ!

まずは、以上の3点を実行しましょう!!
更に詳しいことは、こちらで確認してみてください◎

実はとらなくてもOK?

さて、胚培養士の資格取得について書き連ねましたが……

そもそも、胚培養士の仕事をするのに資格取得は必須ではありません。

まずは高度不妊治療施設に就職することが大前提ですし、資格取得を目指すかどうかは、本人のやる気や施設・指導者の方針によるところが大きいようです。
約3割の現役胚培養士が認定資格をもたずに業務に就いていると言われています。

資格より、実績を大切にする業界だと言えるかもしれません



しかしいずれにせよ、臨床検査技師が活躍できるフィールドであることは間違いありません。

新卒で目指すもよし、転職で挑戦するもよし……。

求人サイトや前述の両学会でも胚培養士の求人情報を数多く出しています!
初産年齢の高齢化に伴い、これからも需要が増えていくであろう胚培養士。
命と向き合う厳しい仕事ではありますが、挑戦する価値はあると思います!!

実際、どんな条件の求人があるのか気になるよね!
iDoctorメディコでチェックしてみよう!

iDoctorなら求人情報だけでなく、職場口コミも閲覧できるんだね!

胚培養士や不妊治療に興味がある方は、こちらの漫画
「胚培養士ミズイロ」がおススメ!!

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この記事を書いた人

anmiのアバター anmi 臨床検査技師

病院で働く臨床検査技師です。
日々、エコー検査をしつつライターとしても活動中。
お仕事のご依頼、受け付けております!

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